CubicVRは嫌いなんです。。
WiredNewsの記事で3/20日に世界中のパノラマ作家が撮影したVRを一同に集めるプロジェクトを読んで、そのサイトに埋め込まれているVRをいくつか見て改めて思ったのですが。。
なんで嫌いか。。っていうのは説明しにくいんですけど。
VirtualRealityという語義の絡みからいうとCubicVRのほうが理想的ではあると思うんですが、VRのプレイヤーの仕様。。というか原理的な問題として天頂で上下が反転してしまう(実際には天頂で停止する)というのがあって、そこで自然に回転することができないと思ったようには視界を移動することができなくて、私なんかだときりもみ急降下の挙げ句足下に墜落。。みたいなエクスペリエンスになってしまうという点があるからなんですが。
肉体の視覚だと天頂をやや過ぎた辺りで限界に達したところで無意識に体をねじったり、もともと自然な体の動きとして天頂を垂直に通過するような視線の流れは起こらないので上下反転の矛盾は問題として意識されないんですが、モニタの中で走査して画像を表示している技術上の制約がある限り、天頂は素通りできないわけです。
それにしても先日パノラマ師匠のN原くんと呑んだ時の話題にもなりましたけど、日本でパノラマ作品を発表している作家ってほとんど皆無なんですね。googleでパノラマ関係を検索しても荻窪圭氏と、あとは北海道の某作家くらいしか出てきませんし。
決して技術的に難しいわけでもないし、多少コンピュータが使えて図学と透視図法の基礎が理解できていれば撮影自体は少し練習すれば身につく程度のものなのですが。 業者として専門にやっている方はたぶんもっと多数いるはずと思いますけど、それらの方は作品も技術的なことも公開していらっしゃらないんでしょうね。
いろいろ考えさせられるものがあります。