自転車の交通違反 厳罰をもって

自転車の交通違反の取締りがいよいよ正式に始まるようで、周知活動、報道が行なわれているようです。以下はサンスポ.comの記事より引用。
http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200604/sha2006040702.html

仕事帰りのサラリーマンがほろ酔いで鼻歌交じりにフラフラと自転車をこぐ…。これまで警察官に“大目”にみられていたこんな行為も、これからは「ごめんなさい」では済まなくなりそうだ。

年間の交通事故死者5500人以下を掲げた政府の「第8次交通安全基本計画」の達成に向け、警察庁は6日、「交通安全対策推進プログラム」を発表。これによると、自転車運転中の死傷者数は増加傾向。昨年は10年前より約5万人も増えて、18万5532人に上った。同プログラムでは「自転車」対策を重点課題とし、警察庁は近く全国の警察本部に取り締まり強化などの通達を出す。
生活の道具ともいえる自転車は、道交法でリヤカーや屋台と同じ「軽車両」に分類される。信号無視や2人乗り、飲酒運転は当然、取り締まりの対象になるほか、一時停止などの交通標識に原則従わなければならない。
しかし、自転車は駐車違反など、比較的軽い違反をして切られる交通反則切符(青切符)の対象外。違反が確定すると、刑事事件の対象となり「前科」となる交通反則切符(赤切符)を適用するしかなく、警察はこれまで摘発に慎重だった。
例えば飲酒運転。ある県警の交通管理課によると、「言うことを聞かない酔っ払いには、赤切符を切ることがある」としながら、「ほとんどは赤ら顔で運転していても呼び止めて、『気をつけろよ』と注意する程度」が現状だと明かす。
今後は取り締まりが厳しくなることで、“即刻”赤切符ということもありそうだ。アルコールの呼気検出量にかかわらず、警官に酩酊(めいてい)状態の飲酒運転と判断された場合、交通裁判所に略式起訴され、「3年以下の懲役または50万円以下の罰金」に処されることになる。

「たかが自転車で、ちょっと厳しいのでは」との声も出そうだが、携帯メールをしながら運転する若者や、猛スピードで歩行者の脇を通り過ぎる危険な運転が急増しているのも事実。昨年の自転車運転中の死傷者のうち、自転車側に違反のあるのは全体の約7割に当たる約12万2000人だった。便利で手軽な自転車にも、「マナーとルール」は必要といえそうだ。

自転車に乗ったら一滴も飲んじゃダメ。。ということになると客商売の夜の仕事のヒトにとっては大問題なのでさすがにそこまでの取締りは無いと思うけれども切符の切る切らないは当面現場の裁量に任せられるのだろうからちと心配ではある。
ただ目に余る違反も実際多いから本人のためにも度を過ぎた違反行為は取り締まった方がいいだろうと思う。実際酔って自転車で転んで大けがをしたヒトも何人か知っているし。

酒酔いや信号無視もさることながら、真っ先に取り締まるべきと思うのは通行帯違反。一級国道の車道部分を逆走してくる阿呆がよくいる。いうまでもないことだが自転車といえど「車両」として車道を通行する際には左側通行は厳守すべきである。ましてや夜間無灯火で逆走してくるなど、もしもバイクでそれをやったら即刻刑務所行きの重大違反行為なのに取締りに関しての基準が無いために現場の警察官でそれを取り締まるものは皆無なのが現状だ。
逆走してくる自転車は、正常な方向に走る原付やバイクから見るとちょうど同じ通行帯を逆走してきてまともに衝突する関係にある。夜間バイク側が時速60kmで走行していて、自転車側が15から20km/hで走行しているとすると相対速度は80km/h近くになる。もっと速い例も多いだろう。
仮に相対速度80km/hだとしても秒速22m。夜間無灯火で秒速22mで近づいてくる物体をどれくらいの距離で視認できるかはドライバーの能力によるけれども、余裕を持って回避できるドライバーはあまりいないだろう。

ここでは話を丸めて一級国道と言っているけれども実際には通行帯を守らない自転車のためにバイクが危険に晒されている状況はもっと多様な形で頻発している。相手が自動車や歩行者ならばなんのことは無い抜き去ってしまえばもう二度と並走することも無いのでまだ始末がいいのだけれども、だらしのない運転をする自転車のライダーは、困ったことに車道では車両として振る舞うくせに信号待ちなどでは信号を無視して先に行ってしまい、歩道に乗車のまま乗り入れて乗車のまま横断歩道を渡ってさらに反対車線を逆走していったりするので結果としてまた再びこちらの行く手で危険行為を繰り返すことがままある。

自由というのは自分以外の者には規制されないということであり自分を律するルールを自分で作るということである。勝手に振る舞っていいということではない。

ちなみに来月は自転車の取締り強化月間だそうです。取締り強化期間中に客観的に見て危険と思われる事例が多数検挙されるようなことがあれば、更なる取締り強化の口実を与えることになるのは自明のこと。これを機会に振り返って改めるべきことは多いように思う。

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