先月あたりに恋に破れた哀れな中年男の風情で紙飛行機を折り続けたり、夕暮れの河原で一人たたずみそぼ降る雨の中ぐりぐりパノラマ撮影をしていたりしたやつが本のカバーになりました。

新潮社の新刊「レインツリーの国」(有川 浩 著)
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ヒトの生活感が見えるか見えないかの微妙なところの距離感で実際の街をジオラマのように。書き割りのように」ということで、提案されたのはスクロール状に撮ってphotoshopで合成。。というやつだったのですがそれだとヌケのところがどうしてもあわないのは経験上わかっていたので、こちらの判断でパノラマVRの撮影技法を使っています。ただし書き割りっぽくという事でいうとパースペクティブを殺さなければならないために被写体までのディスタンスは最低でも50mは必要で、必要な天のヌケや画角なども考えると条件としては河原のようなところでしか撮れないという事に。折からの悪天候の中ピザバイクで多摩川の中流下流域を走り回り、住宅が建ち並んでいるところを捜し(建ち並んでいてしかも両岸の土手より高く家並が見えなければならない)、いくつかの候補地を見つけ(ホントにわずかな場所しか条件に合わない中で)それぞれの場所でどこにどの高さでカメラを据えるか。。とうとうさまざまな事を割り出すのになんだかんだで一週間ほどかかり、なおかつ梅雨明け前だったので天候も悪く、結局着手してからカンパケまでひと月近くかかってしまいました。(笑)
もう少し手離れがいいように工夫しなければいけないところですが、アガリはなかなかイイカンジになってます。

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