靖国は戦没者を偲ぶ記念の場所という以上の政治的な意味を持たせるべきではないと思っている。
だからこの騒ぎもスルーするべきかとも思ったのだけれども、たまたまここをこの日に通りかかったのも縁だろうと思い少しだけ撮ることにした。

神社の周辺がもちろん一番警戒も活動家と機動隊の衝突も激しかったが、神保町から水道橋辺りの付近の大きな交差点にもレシーバーをつけた私服の警官が角ごとに2人(つまり一つの交差点に8人)配備されていて、その他にも路地の入り口に目立たないように立っていたり、レシーバーをつけていなければわからないくらいの付近の商店のおっさんみたいな格好の私服が自転車で巡回していたり、慣れていなければアベック(死語)にしか見えないわかめの男女の私服とか、たぶん他の県からも借り出しているんじゃないかと大勢の警官がでていた。機動隊も出会っただけで4個小隊はいたかな。
すれ違ったヒトの中に二人ほどスタンガンを持って、民間人がデジカメやケータイのカメラで写真を撮っていると後ろから近づいて、人間ではなく機械のほうに向かってバチバチバチッとやって素早く消えていくヒトがいた。たぶんあれはある種の特別な部署の警官か軍のヒトだろう。俺のカメラもやられた。むかついたので取り押さえようかと思ったけどそれはそれ、あのての任務の人間が単独行動することはないのでおそらく回りに二三人は同じユニットの同僚が潜んでいて俺が彼を取り押さえようとしたら逆にそいつらに袋だたきにされるという寸法なのは歌舞伎町のヤクザや渋谷の不良外人の売人と同じなので、とっさにカメラを避けただけでスルーした。向こうもしつこく仕掛けてくることはなく、スタンガンをすぐにバックパックに締まってスタスタと交差点を渡るとまた向こうでおばさんの後ろから近づくとするっとブキを出してバチバチッとやっていた。
手際の良さに少し感心したが、いま帰ってきてデータを見てみると結構な数のファイルが壊れていてムカついてきた。(謎)報道のカメラはほとんどなく、むしろ機動隊の写真班とか所轄署、警視庁..とかそういう腕章をつけたカメラマンが多かった。あまり勘ぐりたくはないが情報操作しているなぁ..と率直に思う。正義と信じて任務をおこなっているなら国民(誰)の財産であるカメラに被害を与えるような措置を隠密で行なうことはないのではないか。まだ没収するというほうが筋が通っている。
まぁ隠密行動でいざ問題になったらそんな人物はいなかったしいたとしても警察や国の関係する人間ではないとしらを切るつもりだろうけれども。

大騒ぎをしている右翼左翼の活動家や機動隊の群衆をよそに、八十年配のヒトがぽつりぽつりと参道の鳥居をくぐり拝殿のほうに歩んでいくのを何度も見かけた。あの方達のように静かに戦没者を偲びたいだけのヒトもまだ多くいるはず。8月15日の靖国はもう少し静かであるべきだ。天皇制の是非や国家の犯罪の責任云々のことは、どうしてもやりたかったら他の日か別の場所で論じればいいと思う。そしてケーサツにいいたいのは

俺のカメラに何すんだテメーラ

..というただそれだけだ。
暑い中、皆さんご苦労さん。(マジで)

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