そんな怠惰な暮れと正月の中日頃の鬱憤をはらし大家さんの冷たい視線も緩和するためにアレことうちの流星号(ストリーム)を復調させるために少しバイクいじりをした。なにぶん俺が高校生の時のバイクなのでもはやキャブレターのアイドルアジャストスクリューやエアスクリューのシールが死んでいて燃料は漏れないものの温度や気圧の変化でエア吸いまくりでマトモに調整が出なくなっていたのでここは一つメンテナンスが楽になるようにというお題目のもと、キャノピー用のキャブをつけてやろうということで作業開始。何でキャノピーのキャブをつけようということになったかというとうちに4つも転がっていて邪魔だったからなんですがこれが後にさまざまな災いを呼んでドリフな事態に

さておき。とりあえずついた状態の写真を下に

04

このweblogはジャイロ系のヒトと写真系のヒトで読者がまっぷたつに別れているようだけどジャイロ系のヒトにとっては特に説明する必要もないくらい当たり前のセットだし写真系のヒトには説明しても宇宙語なのではしょって記述しておきますが。取り付けたキャブはAF34前期に使われていたいわゆる「2EA」のキャブレター。インマニ側取り付けネジピッチ41mm、アウトレット口径16mm、スロットルバルブ径18mm、ファンネル径36mmのいわゆるアレです。なんでもアレなんですよ

05

取り付けに最低限必要な部品はキャブ本体の他には、ジャイロキャノピー/up用のTD01Eエンジンのインテークマニホールド。あとはマニホールドのサイドオフセットと前後方向の位置共に大きくなるためノーマルのエアクリーナボックスが使えなくなるのでボックスへの接続部を加工して使えるように改造するかさもなくば社外品のいわゆるパワーフィルターの類いをつける必要がある。この遊びは俺テキには「ストリームTYPE-R」なのでHONDAが製品として出荷できる仕様というのがレギュレーションになっているから本来はエアクリボックスを切った貼ったして取り付けてそれにハイフローの純正互換タイプのフィルターエレメントを付けたいところなのだけれども、今回は休み中にともかくなに喰わぬ顔で一発始動して自走できるところまでもっていくことを優先するためにとりあえずパワフィルをつけることにした。といってもサイドオフセットが大きくなってなおかつ斜め外側にキャブが向いているようなレイアウトのマニホールドなのでTD01Eの幅ならともかくナローな片輪駆動のジャイロ系エンジンだとLプレートとの間にほとんどクリアランスがない。webでいろいろ調べたところデイトナのPower Advance シリーズのオーバルテーパー36mmというやつがギリギリ収まりそうだったのでそれを注文してゲンブツ合わせママよ…ということで作業に入った

06

付けてみるとこんなカンジ。ギリギリ収まっています。いまウソ言いました。当たってます、がとりあえずドンマイです。厳密には接触したまま走ると摩耗して構造上の強度が保てなかったり摩耗粉がエンジンに吸い込まれたりするリスクがあるのでこのフィルターを使い続けるならばLプレートを改造してクリアランスを確保しなければなりませんがとりあえずのフィッティングとしてはこういう状態になります。許容範囲かどうかはオーナー次第というところですか。ただリスクはあります

07

だいぶはしょりますが。この改造で一番面倒なのはオイルフィードがマニホールドのリードバルブ直前にあるオリジナルのGyroX/STREMEのレイアウトからキャノピー/UPのスロットルボディもオイルで潤滑する形式にかわるのためにオイルポンプからキャブに伸びているオイルパスチューブの長さが全然足りず、それを引きなおさねばなりません。マニホールドを外すために外さなければならないボルトのうち2本がシリンダーシュラウドの中に隠れているためにエンジン右側のファンカバーから冷却系を全部外さねばならず、ついでにオイルパスチューブを引きなおすためにマフラーとオイルポンプも外し、結果としてオイルラインのエア抜きも必要になります。もうドリフな訳ですわ。挙げ句の果てに買うべきホースの内径を間違えたり、もう踏んだりが来たと思ったら蹴ったりが来たというようなわけでして。上の写真で緑色に見えているのが新しく引いたオイルパスチューブ(ホースが緑色な訳ではなく透明で中のオイルが緑色)でこれのエア抜きが以外と面倒。おおらかなヒトは組む時にキャブのベンチュリーにオイルを大目に垂らしておいてそのあと燃料も混合にしてセッティングのために試走している間に勝手にオイルが回ってくる…でもいいのですがそれをやると白煙モクモクでセッティングする羽目になり俺は正月明けに大家さんから出て行けと言われ路頭に迷わざるを得なくなるのでここは一つ大人対応でエンジンがかかるようになってから手でオイルポンプのコントロールレバーを最大吐出位置(平たく言えば全開位置)で保持したままアイドリングして運転することを続けてやってオイルがじわじわ送出されてチューブの先端まで来たところでキャブのオイルニップルに接続してやるという手順で無事エア抜きを完了いたしました。前段階としてオイルポンプまでのフィールドラインのエア抜きもあるのですがそれは是非マニュアルを見てください。ここまでの改造をやろうとするのであればサービスマニュアルは手元においておくべきです。写真にある通り現状では必要なカーブやクリアランスをタイラップで無理繰りつけている状態ですが、これらはホースを市販品ではなくキャノピー純正を使うことでおそらく最初からフィッティングにあったカーブの引き回しが可能だと思います。パーツとしてはおそらくはキャノピー純正のホース類で全部互換性があるはずですが、なぜ今回そうしなかったかというと買ってあるはずのホースが家庭内行方不明で追加発注しようにもそれに気付いたのが暮れの29日だったとかそういう不手際の結果なので俺テキにはダメダメなカンジなのですわ。は〜

で。とりあえずついたのでカウルを付けてすました顔で停めておこう…と思ったところがなんと。左のカウルがしまらないではあーりませんか

08

パワフィルとフェンダーの内部のエアボードがあたってました。黄色くマークしてある部分(実際にはもう少し下まで)を削れば収まります。この部分であれば削っても決定的な不具合はないはずです。ジャイロXではサイドのエアインテイクはほぼ真横に開口しているのであまり積極的には新気導入に貢献しているといい難い部分もありますけどストリームの場合はインテークは斜め前方からの空気も捕らえられる位置にありそれをこのボードでキャブに送り更に右側のマフラーの冷却もになっているのでむやみに削ってはいけないところではありますがこの範囲であればまず問題は無いはず…………
まぁその他いろいろ細かくはあったわけですが別のこのエントリーは情報共有とか情報提供とかを意図しているわけではなく単なるしょもないオヤジのジマンなので、あまり細かいことは気にしないでください。ただし真似して怪我しないようにしてください。

延々書いてきたけれども、頭のいい方はお見通しのところ、現状だとただ付いているだけなのでこのあとオートチョークの回路を引いたり燃ポンをAF34のものに換装してクランク負圧をとったりと、いろいろやることがあります。まぁそれはまた追々。三月くらいにはまともに走るようになるかとは思います(ぺこり)

Leave a Reply