原子力発電所の事故は事実としてなにも収束には向かっていない。政府は昨年末に「冷温停止状態」を宣言するために水温が低下したというデータが欲しかった。そのため循環冷却水を増やしたが、それはかんかんに焼けている釜でも水をじゃんじゃんかければその水は沸騰しないというのと同じ理屈でしかなく、「水温100度以下」のデータは確かに採れたが、放射性物質の除去能力を超えた大量の汚染水を生み出し、それがすべて海に流れ込んだ。明らかに現政権内閣の犯罪である
そして政府は南相馬市への小学生の帰還を強制的に行なった翌日、同市内の空間線量を無人機で計測した調査で11~50μSv/h [要出典] のホットスポットを確認したことを発表した。ホットスポットと表現されているが、グライダーで飛べるようなルートで観測できるホットスポットでこれでは推して知るべしだろう。この文章を書いている時点での可搬型モニタリングポストの計測値は0.642μSv/h。おそらくは入念に除染して低い値が出るようにしたこの場所で、事故前の基準でいう放射線管理区域内で働くヒトの上限値に達している
仮に選挙を行なって自民党内閣になったとしても、除染に関してはなにも好転しないかもしれない。しかし、原子力発電の即時放棄、順次廃炉の決定と、より広範な地域への避難勧告、補償金はだせないかもしれないが子供たちへの健康被害の回避と教育の保証など、今とるべき施策は幾らでもあると思われる。政府のやり方は逆行しているといわざるを得ない。そして東京電力は保護され、オリンパスの社長は懲戒免職>逮捕ではなく年度末まで務めた上で勇退なさるそうである。日本企業はどんな不祥事を起こしても潰れないことが明らかになり、日本株は資金の避難場所となり円高は進み、為替の均衡は崩れ恐慌への道は進む