2008年01月03日

そう言えば何かで調べものをしていた時に篠山事務所からまたシノヤマキシンという新人写真家がデビューしているのを発見した。

以前某誌の対談で、篠山紀信 vs 磯崎新というのがあってそれの撮影を担当した時のこと。

磯崎先生早々に到着のあと編集者カメラマンスタンバイの上お待ちしているところに篠山先生登場。まずは会場の部屋に入り名刺交換。畏れ多い篠山先生の名刺アリガタヤアリガタヤ。。と拝み奉って名刺を頂戴した時に篠山先生曰く。

写真なんて5コマ撮りゃ十分だよ。だろ?

と。
あぁ畏れ多い。お返事として申し上げました。

そう言えばそうかもしれませんね。なるほど。

つつがなくご挨拶も済んで、お待ち申し上げている間にもうストロボも立ててすぐにシュートできるようにしてあったのでおもむろにカメラを構えて、いやまず露出計で測りますよ。そりゃ畏れ多いですから。なんて言ったって。
まずは篠山先生に向けて、バシバシバシ バシ バシ っと5コマ。

次に反対側に移動して磯崎先生のところの露出をいただいて絞りを合わせてまた同様に5コマ。それだけ撮ってストロボの電源をポンと落としてカメラをバッグの上にのせてとりあえずソファーに座ってお二人の対談を傍聴させていただく。
こころなしか篠山先生チラチラとこちらを見ること多し。磯崎先生もつられてたまにこちらを見る。そんな状況で対談は消化されて時は流れ、予定されたセッションの時間の終了20分前。篠山先生、そわそわとソファで座りなおしたりこっちをじろじろと見始める。磯崎先生もつられてそわそわ。

終了10分前。
そろそろ頃合いかなと思いストロボの電源をいれ、一応さっきの出力から動いていないことを露出計で確認して、さっきとはべつのもう一台のボディ(別のフィルムが入っている)で篠山先生と磯崎先生をそれぞれ10コマずつくらい撮影。篠山先生何を思ったか突然オーバーアクションですごいゼスチュアを交えながら話し始める。つられてふだんは大人しい磯崎先生も大げさな動きでしゃべる。こんな表情のある磯崎先生は珍しい。ありがとうございます篠山先生。場の雰囲気を盛り上げてくださって。
ちょっと撮ってから、スパッとさっきのカメラにチェンジして残りのコマお二人を順番に撮影して、ポンとストロボの電源を落として終了。正味15分労働。撮影も無事済んだことをみなが確かめてほっとした雰囲気が流れたところで対談も終了。席を立った篠山先生が俺がフィルムに番記している脇を通り過ぎる時にじろっとこちらを見て

俺をいじるんじゃない。小僧。

というオーラを飛ばしてきたのが印象に残っている。

すみません。それを言うなら俺の現場で俺に喧嘩売らんでください。ホントに。
一番肝を冷やしたのは編集者だっただろうなぁ。。すみませんこんな奴で。

Posted by dannna_o at 2008年01月03日 21:52 | トラックバック
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