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K-7正式発表。http://www.pentax.jp/japan/imaging/digital/slr/k-7/feature.html
さすがにやるべきことはすべてやってあるカンジか。前々からメーカー自身が示唆していた「秒5コマ以上のfpsを達成するためには4チャンネル読み出しが必須」ということに対応するためだろうが撮像素子からの読み出しが、あれほどヲタクなPENTAXが嫌っていた4チャンネルになっている。まぁキャノンほど無様なバグはないだろうし、Gチャネルの情報を見なしではなく正確に扱うことにこだわりはあるはずではあるけどその仕上がりや安定性がどうなのか気になる。PENTAXの特長であった赤や緑の描写性は今までのことでいえば2チャンネル読み出しであることのアドバンテージであったはずだからそれを捨てるにあたってきちっと対処はしているかどうか。まぁオタクは侮りがたいものだから大丈夫だとは思うが。
ほかは特に問題がなさそうではあるし、連写速度は別としてミラーの動きなどは多少なりとも速くなっているだろうから撮影時のフィーリングもかなりよくなっていそう。水平の微調整を選択すればカメラが自動的に撮像素子を積極的に傾けることで補正するとか、前にここでも書いたことのあるような気もする細かい機能がちゃんとやってあって、さすがはオタクな会社という気がする。

個人的にかなりツボなカメラだしこの性能で13万円はかなりバーゲン価格な設定だと思うけど、俺自身はまずはCaptureoneがこいつのファイルに対応するまでは模様眺めかな。すごく欲しいけど予約には走らない。決して走るもんか。(謎)
までも。DAシリーズ以降の純正レンズであれば全部のパラメータをソフトウェ補正できるという機能をいかすためにはペンタの純正ソフトでの現像を考える意味があるのかもしれん。んーむ悩ましい。

発表された仕様を見ていて思ったけど、もうこうなってくるとカメラの形状がフィルムの一眼レフと相似形である意味はあまりないね。PENTAX645で中判カメラの形状の常識を変え(まぁ誰もフィルムバッグ固定式に追従はしなかったけどね)ある意味でASAHI PENTAX6×7でも中判カメラの形状の常識を完全に無視してみせた前歴のある前科者wのPENTAXのことだから、近い将来とんでもなく変なパッケージ(構成として)の K が出てくるかも知れない。というか。ぜひだしてほしい。
動画もトルことが前提なのであれば、いまのdSLRの形状は決してベストとは言えないから。

内蔵ストロボ収納のためのペンタ部の出っ張りや、フロント電子ダイヤルをアピールするためのグリップ部からの突出も最小限に抑えられていて、例えばビューカメラにアダプタを介して装着する場合などに問題になる「マウント面より前に突出している部材」の張り出しが最小限になっている。フロント電子ダイヤルに至ってはグリップ前面とツライチかむしろ後ろに下がっているよう。
形状で気になったのはすべての面の接線にあたるところが水平垂直ではなくて傾斜させられているように見える。リーク写真で見た時にISOボタンがあるあたりが溝のようになっているように見えたので屋外撮影の降雨時やあるいは雪などの時にそこに水がたまらないかと不安に思っていたんだけど、どうやらその辺りも含めすべての撮影姿勢において部材の接合面には何らかの傾斜がつくようにデザインされているらしい。象徴的なのはボディ部とペンタ部からアイピースにつながるところでの面処理。古風なイメージをセールスポイントしており込むために「直線」をデザインもチーフとして取り込んだことがもたらした結果に過ぎないのかもしれないけれども、その結果としての製品デザインは撮影時の実使用においてもメリットになる部分がかなり多そう。
なによりも。この小ささでこの性能はパノラマ向き。(むりやり重要なヲチ)

結局今日もあまり寝る暇がなかった。乙

ontheroadの中のヒトがtumblrにポストしていた画像を見てそんな噂フレックスがあるのかと思ってPENTAX K-7でググってみたら、噂というかこれはもうオフィシャルリークじゃん。[Link]

斜め読みしかしていないけれども、左側のストラップ金具がボディサイドではなく軍艦部前面に移動している。Kデジタルのユーザからみてこれすごく大事な事で、ストラップが絡まってモードダイヤルが動いてしまうトラブルがだいぶ軽減されるだろう。軍艦部にストラップ座金が直接ねじ込まれているという事でトップカバーが金属製なのはまず確定。MZ-S以来久しぶりのマグネシウム合金だろうか。
外装に金属カバーを採用した事や2ダイヤルになった事からするとこれは普及機の位置づけじゃなくてPENTAXのAPS-CのDSLRとしては当面最高機種ということになりそう。K1の噂はもうずっと続いているけれどもペンタ的にはKがあってK2があった訳なのでもしもDSLRで35最高機種を作るならばK3とかそういう名前になるような気がしている。なれば、K-3とK-7で空席がK-5ということも話として収まりはいいから、APS-Cの最上位機は当面これのような気が。PCとの連結もできるようだからRemoteAssistantでのtetheredもサポートしているかも知らんし、PCソケットもあるからシンクロコードを使って大型ストロボも接続できる。海外のフォーラムでは、グリップ併用でWi-Fiに対応しているのか?とかそんな疑問も飛び交っているけれども、グリップの天板には今までのD-BG2同様の端子のカバーの収納場所のほかにもう一つ丸形の端子カバーを収納するくぼみが切られているようだから、今までの機種にはなかった機能がグリップに与えられていそうに思える。

んーむ。とりあえず正式発表を待って周辺機器の互換性が崩れていなければ考慮の上でご購入かなぁ。(仕事用として考えると、もう一台K20Dを買って二台体制にするのも悪くはない)